Month: 4月 2016

姫小機「にしむら」

 

手織機にしむら看板

蘆山寺(ろざんじ)通千本を東へ入ったところにこの看板はかかっていた。看板には右側に柔らかなタッチでひらがなと行書体の「にしむら 姫小機」、左側には篆書(てんしょ)体で大きく「手織機」と彫られていた。その字体の配置に味がある。織物の機械を作る「織り機」屋さんである。織物を売る店と違って、入り口は殺風景なくらいがらんとしていた。 続きを読む

ラジオ第46回「踊り」と「舞い」

踊・篆文  舞・金文

京都の春を彩る行事に祇園(ぎおん)甲部(こうぶ)歌舞(かぶ)練場(れんじょう)で行われる「都をどり」があります。四月一日から一ヶ月間行われる芸妓さんや舞妓さんたちのあでやかな「をどり」も、京都の春を楽しませてくれる年中行事のひとつです。今回は「都をどり」にちなんで「をどり」や「まひ(い)」にまつわる漢字をいくつか紹介したいと思います。 続きを読む

宮脇賣扇庵

宮脇賣扇庵外観

京の六角通りは楽しみの多い通りである。六角通りの由来となった「六角堂」があり、画材屋の金翠堂があり、三木半旅館の西南角には信長時代の灯篭もある。 続きを読む