門前の桜が盛りを過ぎた四月半ばに大覚寺を訪ねた。二十数年ぶりに表玄関から本殿の建物の中へと歩みを進める。御影堂の裏側につながる廊下を曲がると「心経殿」があった。「旧嵯峨御所」と呼ばれる離宮風の古い木造建築の中にあって、なんとも異質な鉄筋コンクリート製の八角形の御堂である。 続きを読む
門前の桜が盛りを過ぎた四月半ばに大覚寺を訪ねた。二十数年ぶりに表玄関から本殿の建物の中へと歩みを進める。御影堂の裏側につながる廊下を曲がると「心経殿」があった。「旧嵯峨御所」と呼ばれる離宮風の古い木造建築の中にあって、なんとも異質な鉄筋コンクリート製の八角形の御堂である。 続きを読む
古代中国では矢を放って邪悪なものを追いはらう清めの儀式が行われていました。たとえば、祖先の霊を祀る大切な建物を建てるようなとき、どこに建てるのがふさわしいか、矢を放って場所を選ぶ儀式が行われたのです。 続きを読む
前回魔除けの力のある「桃の話」をしましたが、今回も魔をよける力のある「弓矢の話」をします。
いうまでもなく弓矢は人や動物を殺傷する力を持つ武器です。古代中国の人びとにとって、それは人を殺す「恐ろしい道具」であるとともに、邪悪なものを追い払うことのできる特別な力をもった「神聖な道具(お守りの道具)」でもありました。 続きを読む
近鉄「桃山御陵前」で下車して大手筋商店街に通ずる道に出る。坂道になったその道を商店街とは反対側に三分ほど登っていくと、歩道をふさぐように大きな灯篭があり、直ぐ脇に豊臣秀吉が築いた桃山城の大手門を移築したとされる立派な御香宮神社の表門がある。
酒の神様として知られる松尾大社を訪ねたとき、境内の参道わきにある小さな酒造り資料館に置かれてあるこの酒壺を見つけた。この壺の形は酒のもとの字である酉の古代文字の形にそっくりだった。こんなに大きなものでなかったとしても、このような形の酒を入れる器が酒のもとの字となった。酉が干支の「酉」の意味で使われるようになって、「さんずい」を付けた酒の字が新たに作られた。 続きを読む
三月三日は「桃の節句」。女の子の健やかな成長を願うこの日に桃の花を飾るのは、桃が華やかで美しい花だからということもありますが、それ以上に昔から桃には魔をよける力があると信じられてきたからです。 続きを読む
今回は「鬼」の字の話をしたいと思います。
京都は鬼がよく出る街で、酒呑童子の「鬼退治」は有名ですが、平安時代には月に一度、大勢の鬼たちが京の夜の街を闊歩する「百鬼夜行」という日があったそうです。 続きを読む
先週「成人式」にまつわる「彦」の話をしました。その最後に赤ちゃんが生まれたときにも魔よけのために額にペインティングをして「初宮参り」をする風習があり、それが「出産」の「産」という字に残っていることを話しました。今回はその続きです。 続きを読む
天神川通りを太秦から北に向かって五分ほど車を走らせると五叉路の交差点にぶつかる。福王子である。西に直角に曲がれば嵯峨広沢の池へ、北西に道をとれば紅葉で有名な高雄へと続く。北へ上がれば宇多野小学校。東へ行けば仁和寺・竜安寺へと続く道である。その分岐した交差点に面して福王子神社はある。 続きを読む
人の一生には何回か通過儀礼があります。大人の仲間入りをする成人式もその一つ。現在は二十歳ですが、昔は、日本でも十三歳あたりで「元服式」といって大人の仲間入りをする通過儀礼が行われていました。三千年も前の古代中国の人々も「大人になる通過儀礼=成人式」を行っていました。今回はそんな古代の人びとの「成人式」にまつわる漢字の話をしたいと思います。 続きを読む
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