Month: 3月 2021

ラジオ第156回「口」の話

口・篆文(口/篆文2200年前)

白川文字学の中で最も重要な漢字は、間違いなく「」です。白川先生は、古代文字の世界に分け入って、次々に漢字のルーツを解き明かされました。その中で最大の発見と言われているのが、今「くち」の意味で用いている「口」という字が、漢字が生まれたころ(3300年ほど前)には、目鼻口の「口」ではなく、神さまへの願い事を入れた器=口(さい)の意味で使われていたことを突き止められたことでした。 続きを読む

ラジオ第155回「はな」いろいろ

華・篆文

庭に咲く沈丁花の花の匂いが春を告げています。今回もアフパラのメッセージテーマ「花」(3月8日放送)に便乗させてもらいます。 続きを読む